飲食店がサブスクリプションを導入するメリット|始め方や導入事例を紹介│コボットLAB

飲食店がサブスクリプションを導入するメリット|始め方や導入事例を紹介

昨今話題となっている飲食店のサブスクリプション導入ですが、定額制の食べ放題サービスとだけあって、「赤字になるのではないか」と不安な飲食店経営者もいることでしょう。そこで今回は、飲食店がサブスクを導入するメリットとデメリットに焦点を当て、実際の始め方や導入事例を紹介していくことにしました。「飲食店サブスクに興味はあるけど実際どうなの?」という方は必見です。

飲食店サブスクリプションとは?

飲食店サブスクリプションとは、飲食店での飲食と、定額制の使い放題サービス(サブスクリプション)が合体して生まれたサービスのことを指します。飲食店サブスクとは一言でいっても、サービス内容は多岐にわたり、月額3000円でコーヒーが飲み放題のサービスや、月額7000円で毎日1杯ラーメンが無料になるサービスなど、飲食店の強みに合わせたサービス展開が特徴です。

サブスクリプション(以下サブスク)といえば、音楽ストリーミングサービスや動画配信サービスなどがイメージされますが、飲食店でもサブスクを導入することによって様々なメリットがあることが分かっています。以下では飲食店がサブスクを導入するメリットを紹介していきます。

飲食店がサブスクを導入するメリット

飲食店がサブスクを導入するメリットとして、主に以下の3つが挙げられます。

  • ・売り上げが安定する
  • ・新規顧客獲得につながる
  • ・顧客データが可視化できる

新型コロナウイルス感染症蔓延の影響を受けて、飲食店は「顧客の来店率減少による売り上げ低下」に頭を抱えていることでしょう。対策として「テイクアウト導入」を取り入れた飲食店も多いかと思いますが、できれば感染症予防対策を徹底して、店舗内でのサービス提供にウエイトをずらしていきたいのではないでしょうか。

飲食店サブスクは、そうした店舗内でのサービス提供を加速させたい飲食店経営者におすすめの集客施策となります。話題のサブスクサービスを利用すれば新規顧客獲得を期待でき、リピーター客には新たな価値提供としてサービスを紹介できるメリットがあります。

売り上げが安定する

飲食店がサブスクを導入することで、「毎月の売り上げが安定する」というメリットが得られます。忘年会や新年会シーズンなどの繁忙期は売り上げがアップしますが、店舗によっては月ごとの売り上げに大きく差が出てしまう飲食店も多いことでしょう。サブスクのシステムは、基本的に「月額定額課金システム」となっているため、利用者がサービスを解約しない限り、毎月一定の売り上げが発生することになります。

新規顧客獲得につながる

飲食店がサブスクを導入する場合、多くのケースで飲食店向けのサブスクを展開しているサービスを利用することになります。飲食店向けのサブスクを展開するサービスに登録するメリットは、サービスに登録しているユーザーに対して直接宣伝できることです。また、サブスク内で同業他社のサービスとの差別化を図ることができれば、自店舗の新規顧客獲得数を大幅に増やすことができます。

顧客データが可視化できる

飲食店サブスクを展開するサービスの中には、ユーザーを来店回数に応じてランク分けするシステムや、客層・リピート率の可視化を採用しているサービスもあり、販促活動に役立てることができます。新規顧客獲得数や、売上発生額も確認できるため、注力すべきサービスを決める上でメリットといえるでしょう。

飲食店がサブスクを導入するデメリット

飲食店がサブスクを導入するデメリットには以下のようなものがあります。

  • ・決済手段を増やすためにコストがかかる
  • ・サービス内容によって赤字になる

飲食店がサブスクを導入するにあたって注意したいのが「決済手段の増加」です。定額サービスの利用は高額になる傾向があるため、現金での支払いを避けるユーザーが多くなります。対策としては、飲食店向けのサブスクを展開しているサービスに登録し、ユーザーの支払いを提携アプリ内でのクレジットカード払いに切り替えることが考えられます。

また、登録するサービスによっては、初期費用や月額利用料によって赤字になる可能性もあります。店舗としては売り上げ向上のためのサブスク導入となるため、提携するサービスは慎重に選ぶ必要があるでしょう。

飲食店サブスクの始め方

飲食店サブスクは、既存のサービス(プラットフォーム)を利用する方法と、自店舗で独自のサブスクを構築する方法の2つに分かれます。

既存のサービスを利用することで、導入にかかる市場調査やシステム構築に時間をかけることなくサービスを始めることができます。しかし、先述したような「サービス利用による赤字」のケースも想定されるため、既存サービスの利用は慎重に検討する必要があるでしょう。

一方の自店舗で独自のサブスクを構築する方法は、システム構築のための手間こそかかるものの、決済手段さえ対応してれば始めやすいといえます。ただし、顧客データを紙媒体で管理すると処理が煩雑になりやすいため、サブスク利用者に応じてデジタル管理に切り替えていくことが重要です。

飲食店サブスクの導入事例

飲食店サブスクがどのようなシステムなのかが一通り分かったところで、実際の導入事例を見ておきましょう。自店舗の参考になるサービスを展開している企業あれば、企業・店舗ページで詳細を確認してみてください。

  • ・ODEONS COFFEE&GALLERY
  • ・野郎ラーメン
  • ・6curry

COFFEE MAFIA NISHI-SHINJUKU

COFFEE MAFIA NISHI-SHINJUKUは、サブスクリプションを導入したコーヒースタンドとして知られている店舗です。「美味しいコーヒーが、いつでもあなたの隣にあることが、当たり前になってほしい」というコンセプトから、3種類のグレードによる定額会員コース(3000円~6500円)が用意されています。普段からコーヒーを飲むユーザーにとっては、1日1回利用するだけで、1杯が実質100円になるお得なサービスとなっています。

野郎ラーメン

株式会社フードリヴァンプが運営する「野郎ラーメン」では、1ヶ月8600円(税抜き)で指定ラーメン(豚骨野郎、味噌野郎、汁無し野郎)が毎日1杯食べられるサービスを開始したことで話題になりました。毎日ラーメンを食べるユーザーであれば、900円前後のラーメン×30日となるため、単純計算で20杯分のラーメンが無料となる計算です。話題性を生むのはもちろんのこと、どのように収益化するかを考えて、抱き合わせのサービスを展開するかが鍵を握るといえるでしょう。

6curry

6curryでは、毎月定額を支払うことによって、1日1杯カレーを食べることができます。他の飲食店サブスクと異なるのは、「会員制かつ招待制である」ということです。会員になるのは、既にメンバーになっているユーザーから招待を受けるか、ゲスト向けに開催されるワークショップへの参加が条件となります。メンバーになるとキッチン側に立ってワークショップを開催する権利が得られるなど、独自のサービスを展開しています。

まとめ

飲食店サブスクを導入するには、プラットフォームを持つ飲食店向けサブスクリプションサービスを利用するか、自店舗で独自のサブスクリプションシステムを構築するかの2つに分かれます。いずれの方法もメリット・デメリットが存在するため、自店舗に合ったサブスク導入方法を選定しましょう。

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